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【朗報】パーキンソン病患者さんに対する処方パターンの男女差に関する論文が英文誌に採択されました

2025.06.18

この度、神経内科関医師を筆頭著者とする英文論文「Gender differences in prescribing patterns for patients with Parkinson’s disease in Japan: a retrospective observational study using insurance claims databases」が、Frontiers in Neurology誌に受理されました。
関医師は、2023年に日本の大規模レセプトデータを解析し、急増する高齢パーキンソン病患者に対する処方実態を明らかにした研究を発表しています(PubMed: 37426443)。本論文は、その続編として、同一データベースを用い、パーキンソン病患者における性別による処方内容の違いに焦点を当てたものです。
多くの国においてパーキンソン病は男性に多いとされる一方、日本では女性患者が多く、特に高齢女性の割合が高いことが特徴です。従来より、パーキンソン病における性差に関する報告は多数存在し、近年ではレボドパ内服後のバイオアベイラビリティに性差があることも報告されています。本研究では、レセプトデータの解析により、性別によって処方実態に違いがあることが明らかとなり、女性患者において男性よりもレボドパの投与量がわずかに少ない傾向も認められました。

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