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2024年米国神経学会総会(AAN2024)に参加しました

2024.05.01

2024年4月13日~18日にコロラド州デンバーで開催された2024年米国神経学会総会(AAN2024)に中原センター長、関医師、手塚医師が参加してきました。
世界各国から非常に多くの参加者がいて、その規模に大変驚きました。
国際学会に行った際の一つのミッションは海外でのみ使われている(売られている)薬の情報収集です。
パーキンソン病に関してはL-dopaの徐放剤(RYTARYⓇ)、L-dopaの吸入薬(InbrijaⓇ)、アマンタジン徐放剤(GOCOVRIⓇ)が大きく宣伝されていました。
L-dopaの徐放剤とは一言でいうならば日本で売られているL-dopa製剤よりも”長持ちする(長く効く)”製剤です。まだ改良の余地がある薬ではありますが、とても重要なお薬です。
L-dopaの吸入薬は喘息用の吸入薬のように口からフッと吸い込む薬です。長持ちはしませんが、比較的即効性があるのでオフになってしまったときにレスキューとして使用します。
これらの薬が日本でも使える日が来ることを願うばかりです。
左の写真の青い熊は学会が行われた会場のシンボルなのですが、神経学会にあわせて手のところに打腱器(神経内科の診察で用いる道具)が描かれていました。

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